省エネ・省資源への取組み
事業活動における省エネルギー・省資源の取組みを全社的に進めています。
事業活動を通じた取組み
全社的に省エネ・省資源の取組みを行っています。具体的には、当社事業活動において環境負荷の大きい紙使用量の削減および電気使用量の削減について、各所属が主体となって積極的に取り組んでいます。
また、従来は紙冊子であった保険約款をCD-ROM化することにより、大幅な紙使用量削減につながっています。
印刷物への環境配慮
お客さま向けカレンダーや商品パンフレット、社内向け教材等あらゆる印刷物に対し、再生紙・植物油インキを使用するなど、環境にやさしい取組みを行っています。
当社独自の環境シンボルマークを制定し、環境に配慮した印刷物に記載する等、職員の環境意識を高めながら、全社的な取組みを行っています。
使用済みクリアホルダーの回収・再資源化
アスクル株式会社様では、単一素材、同一形状であるクリアホルダーを回収し、再資源化・商品化する「アスクル資源循環プラットフォーム」事業を行っています。
この事業に住友生命も賛同し、2023年3月までに全社で3.70トンの使用済みクリアホルダーの回収を行い、リサイクルに協力しました。また、クリアホルダーをリサイクル材として使用したプラスチック製品の製造により、18.91t-CO2のCO2削減に貢献することができました。
引き続き、資源の有効活用およびCO2の削減に取り組んでいきます。
環境に配慮した不動産運用
当社が全国に所有する約100棟のテナントビルについては、省エネ型設備の導入や冷暖房設備のきめ細やかな温度設定などを通じて省エネ推進に取り組んでいます。
2050年GHG排出量ネットゼロに向けて
GHG排出量削減目標
住友生命は、2050年のGHG排出量ネットゼロを目指しています。 また、中間目標として2030年の削減目標を定めています。
※カーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、2023年3月に、住友生命グループが排出するGHG排出量の2050年ネットゼロを目指すことを決定するとともに、2030年のグループ削減目標の設定ならびに住友生命単体の削減目標の見直しを行っています。
【住友生命グループ】 ※1
分類 | 2030年目標 | 2050年目標 |
---|---|---|
Scope1+2+3 ※2 |
▲50% (2019年度対比) |
ネットゼロ |
- ※1 住友生命および連結決算の対象としている子会社が対象。
- ※2 Scope1、2、3とは、GHGプロトコルが定める、事業者のGHG排出量算定報告基準における概念であり、以下を指す。
- ・ Scope1:住友生命グループの燃料使用による直接排出量
- ・ Scope2:住友生命グループが購入した電気・熱の使用による間接排出量
- ・ Scope3:Scope1、2以外の事業活動に伴う間接排出量
なお、Scope3は、住友生命グループや住友生命グループ職員の積極的な取組みにより削減を目指す項目を対象とする。
対象カテゴリは、1,3,4,5,6,7,12とする。これらの削減に取り組む中で、今後、必要な場合はその他のカテゴリの追加も検討する。
【住友生命単体】
分類 | 2030年目標 | 2050年目標 |
---|---|---|
資産ポートフォリオ ※3 | ▲50% (2019年度対比) |
ネットゼロ |
- ※3 対象資産は2050年を「国債等を除く全資産」とし、2030年を「国内外の上場株式・社債・融資・投資用不動産・インフラ投資」とする。対象Scopeは投融資先のScope1、2とする。削減指標は資産規模の影響を排除して評価するため「インテンシティ」(保有残高あたりのGHG排出量=資産ポートフォリオのGHG排出量 ÷ 資産ポートフォリオ残高)とする。
GHG排出量実績
【住友生命グループ】
(単位:t-CO2e)
分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
---|---|---|---|---|
Scope1+2+3 | 165,249 |
140,313 |
145,966 |
|
Scope1 直接排出(ガス・ガソリン使用) | 15,476 |
11,219 |
13,112 |
|
Scope2 間接排出(電気・熱使用) | 38,795 |
30,514 |
30,432 |
|
Scope3 自社以外の間接排出(サプライチェーン) | 110,977 |
98,580 |
102,422 |
|
カテゴリ1 購入した製品・サービス | 38,046 |
35,918 |
41,630 |
|
カテゴリ3 Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動 | 6,337 |
5,278 |
5,132 |
|
カテゴリ4 輸送、配送(上流) | 1,367 |
1,317 |
1,650 |
|
カテゴリ5 事業から出る廃棄物 | 2,022 |
1,690 |
1,981 |
|
カテゴリ6 出張 | 5,906 |
4,264 |
3,050 |
|
カテゴリ7 雇用者の通勤 | 56,933 |
49,843 |
48,611 |
|
カテゴリ12 販売した製品の廃棄 | 365 |
270 |
369 |
※ 排出係数は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき公表されているエネルギー別排出係数および電気事業者別排出係数(調整後排出係数)を利用。
【住友生命単体】
分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
---|---|---|---|---|
資産ポートフォリオ | インテンシティ (t-CO2e/百万円) |
1.29 |
0.96 |
- |
(参考)
分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
---|---|---|---|---|
資産ポートフォリオ | 総排出量 (百万t-CO2e) |
8.7 |
8.0 |
- |
環境パフォーマンスデータ
単位 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | ||
---|---|---|---|---|---|
電気 | 千kWh | 8,511 |
8,007 |
7,308 |
|
ガス | 千m3 | 268 |
272 |
245 |
|
水道 | 千m3 | 109 |
92 |
82 |
|
産業 廃棄物 |
発生量 |
t |
429.5 |
363.7 |
336.3 |
廃棄量 |
t |
70.2 |
43.4 |
41.2 |
|
リサイクル率 |
% |
84 |
88 |
88 |
※築地ビル、大阪城見ビルにおける実績
第三者保証
住友生命単体のGHG排出量実績は、以下のとおり、第三者機関による保証を受けております。